挙式の準備



(1)日取りの決め方
 結婚シーズンにはどうしても希望者が重なり式場・宴会場は予約で一杯となる。そのため希望の日に式場・宴会場が取れないことも起こり、早目に申し込むことが重要となる。
@本人はもちろん、家族・参列者などが出席しやすい日時を選ぶ。
A当人たちの勤務が比較的暇な時期で、式後、新婚旅行などのために休暇をとっても、業務に支障をきたさない時期を選ぶ。
Bお盆休みや年末年始などは、出席者にとっても好ましくない時期と考えられる。本人たちの旅行を考えると、春・秋がいい時期である。
C暦にはこだわることはないが、暦に従う場合は、大安・友引・先勝を選ぶ。
D式場・宴会場の混まないシーズン・オフや仏滅を選ぶ。 大安の日の式場・宴会場が満員であるのは、年輩者たちの意見や、習慣の力が影響しているためである。しかし暦の吉凶を重視しない若い人たちや、キリスト式結婚式を希望する人には、暦に影響されなくなっている。

(2)挙式までの準備
 挙式・披露宴のための準備はもちろん、ハネムーンや新生活の準備も6ヵ月前から始めるのが通例。ここでは新郎新婦、両親、媒酌人と分けてスケジュールをあげた。

◎新郎新婦の場合
@ 6ヵ月前
 ・結納・婚約発表
 ・挙式・披露宴の形式の決定
 ・挙式日の決定
 ・媒酌人の依頼
 ・式場・披露宴会場の予約
 ・ハネムーンのプラン
 ・婚約記念品の準備
 ・勤め先への報告
 ・婚礼・お色直しプラン
 ・健康診断を受ける

A 6ヵ月前〜3ヵ月前
 ・婚礼衣裳の予約
 ・新居の決定と家具・調度品の下見
 ・ハネムーンの予約
 ・披露宴の招待客のリストアップ(住所、電話番号、続柄等)
 ・(新婦)退職する場合には、退職願を提出

B 1〜2ヵ月前
 ・引出物の選定
 ・司会者との打ち合わせ
 ・招待状の印刷・宛名書きと発送
 ・スピーチの依頼
 ・家具・家庭用品の購入(荷物送りを行う場合には、その準備)
 ・結婚指輪の注文
 ・招待状の返事の確認
 ・ハネムーンの予約確認
 ・媒酌人宅へ招待状を持参、決定事項を報告
 ・結婚届に必要な書類を準備
 ・勤務先に休暇届を提出
 ・(新婦)衣裳・かつら合わせ、ヘア、メイクの打ち合わせ

C 20日〜10日前
 ・婚姻届、転出・転入届の準備
 ・招待客の席次表提出
 ・新生活用品の確認
 ・当座の費用の用意
 ・新居の清掃と水道・ガス・電話などの手配
 ・遠方からの招待客にチケットを送付
 ・衣裳の確認、ブーケの手配
 ・新婚旅行の土産が必要な人のりストアッブ

D 1週間前
 ・司会・世話役との最終打ち合わせ、必要品の準備
 ・当日の必要品の確認
 ・当日の装いのリハーサル
 ・親戚、知人、近所に挨拶
 ・衣裳の確認、ブーケの手配
 ・当日持参するもの、旅行用品の準備
 ・写真係との打合わせ

E 前日
 ・式当日の必要品の再点検
 ・媒酌人・司会者へ電話であいさつ
 ・家族と最後の夕食を取る
 ・ハネムーンの持ちものチェック

◎両親の場合
@ 6ヵ月前
 ・本人と媒酌人宅へ正式の挨拶
 ・親戚への婚約報告
 ・本人たちの相談にのる

A 6ヵ月前〜3ヵ月前
 ・挙式・披露宴の招待客に挨拶

B 1〜2ヵ月前
 ・媒酌人宅への挨拶に同行
 ・礼服の準備
 ・世話役、祝辞の依頼者などについてアドバイス

C 20日〜7日前
 ・礼服、小物の確認
 ・整髪
 ・謝辞原稿の用意、練習

◎媒酌人の場合
@ 6ヵ月前
 ・両家から依頼を受けたら、本人と両家の事情をきく

A 6ヵ月前〜3ヵ月前
 ・礼服を用意

B 1〜2ヵ月前
 ・相談を受けたら、席次、祝辞の順についてアドバイスをする
 ・挨拶原稿の作成
 ・招待客名簿に目を通す

C 20日〜7日前
 ・礼服、小物の確認
 ・整髪
 ・挨拶の練習



BACK   NEXT