披露宴



2 披露宴の次第
 結婚披露宴は、新しく夫婦になったことを、自分たちの親族や周囲の人々に報告し、祝っていただくと同時に、今後の末長いつきあいをお願いするための式である。ここでは披露宴会場での一般的な式次第を見ていきたい。

◎披露宴は通常次のように組み立てられている。
@来賓・親族入場
A新郎新婦入場
B開宴の辞

来賓や親族一同が着席し、司会者が開宴の言葉を述べる。
C媒酌人挨拶
媒酌人夫妻、新郎新婦、両親は起立。
挨拶内容は、挙式終了の報告、両家、両人の紹介、そして媒酌人としてこの結婚の感想を述べ、最後に来賓一同に二人を末長くよろしくと頼む。
D主賓の祝辞
主賓は、司会者の紹介を受けて起立する。
新郎新婦、双方の両親も起立してこの祝辞を受ける。主賓の挨拶は新郎新婦側より一人ずつ述べる。
Eウエディングケーキ入刀(ケーキ入刀の代わりに、鏡開きを行う場合もある)
F乾杯

給仕人の先導でシャンパンが抜かれ、全員が起立。指名を受けた来賓の一人が音頭をとり、一同「おめでとうございます」とグラスを目の高さにいったん上げてから飲みほす。新郎新婦は一同の祝福を会釈して受け、客とともにグラスに口をつける。
G祝宴
来賓は自分の左右の人に料理が運ばれたころを目安に会話をすすめる。
H来賓祝辞 新郎新婦側双方の来賓による祝辞
I祝電披露
Jお色直し

古くは結婚当夜から2日間は白小袖を、3日目に初めて色模様を着た。これは花嫁が婚家の色に染まるという意味をかけて、「お色直し」として披露宴の中で行われるようになった。お色直しに新婦が立つとき、媒酌人夫人も付き添うが、席が2つあくと場が寂しくなるので、会場の入口まで送っていき、あとは介添人や新婦側の人に任せる。再び迎えるときは入口まで出向き、席まで付き添うようにする。
K友人祝辞
来賓の祝辞が始まる。新郎新婦は立ちあがる必要はないが、着席したまま一礼する。
L両家代表による謝辞
M親族の謝辞

両家どちらかの父親が代表して、出席者に礼を述べ、新夫婦を末永くよろしくと一同にお願いする。
N新郎新婦の挨拶
これは最近になって一般化してきたもの。新郎新婦は起立し、新郎が代表して感謝の辞を述べる。
O閉会の辞
司会者により「お開きにします」と告げる。
P列席者退場
新郎新婦、媒酌人夫妻、双方の両親は退場する来賓を見送る。以上が一般的な洋風披露宴の次第である。

3 よく行われる演出
(1)ケーキ入刀
 ウエディング・ケーキの入刀には、二人で1つのものを分かち合う、ひいては、苦楽をともにするという象徴的な意味があり、披露宴の行事の中で一番のハイライトでもある。紅白のリボンを結んだナイフを持ったボーイ長の先導で、新郎・新婦はケーキの飾ってあるところへ進む。ボーイ長が新婦にナイフを渡すと、新婦は右手で持ち、新郎もその上に右手を軽く重ねる。
 司会者は入刀を知らせる時、「切る」という言葉は忌み言葉なので、「ケーキにナイフを入れる」と言い換えている。

(2)キャンドル・サービス
 来賓が着席しているテーブルに置かれたローソクに、新郎新婦が一緒に点火する儀式である。その昔ヨーロッパで親しい人達を自宅に招いたとき、たくさんのローソクに火を灯すのが最高のもてなしとされていたものを、披露宴の演出に取り入れたもの。昔は来賓一人一人に酒をつぎながら挨拶に回っていたが、現在では披露宴の時間も限られている為、数人一緒にまとめて挨拶するようになった。

(3)シャンパン・シャワー
 昔の人は家風や習慣を「水」という言葉に例えて、両家の家風や習慣に合わせるという意味から「みず合わせの儀式」を行い、両人、両家のなお一層の絆を深めた。今日ではその「みず合わせの儀式」にヨーロッパ・スタイルがとり入れられた。シャンパン・グラスをピラミッド形に積み重ね、新郎・新婦がそれぞれグラス上段よりシャンパンを次から次へ流れさせていき、最後にそのグラスで乾杯し、披露宴に入っていくもの。

(4)その他
 最近では、レーザー光線などハイテックな技術を応用した演出も行われている。



BACK   END