親族紹介


 結婚式の前、あるいは式の後に、両家の親族紹介が行われる。現在では式の前に行うことが多い。場所は「親族控え室」「対面の間」等がある。以前は媒酌人が両家の親族紹介をしたが、最近では双方の父親か親族代表が行うことが一般的である。まず新郎側の代表者が「ご媒酌人ならびにOO家の皆様に、△△家の親族を紹介させていただきます」と述べ、新郎と自分の続柄、氏名などを簡単に紹介する。これは自己紹介の形をとることもある。その順番は、紹介者が父親以外の場合には、父親、母親、そして祖父母、兄弟というように、血縁の近い順に紹介していく。親族紹介は身内の紹介となるので、敬称はつけない。こうして両家の紹介が終わったのち、「幾久しくお願いいたします」などと結びの挨拶を交わしたあと、おたがいにうちくつろいで言葉を交わす。

両親のふるまい方
 親族紹介が終わったあとは、両家の両親とも、まず新しい親戚に対して、ていねいに落ち度のないように挨拶をする。ついで、両家の両親がたがいに、「不束な娘でございますが、どうか末長くご指導くださいますよう。」「ご同様、幾久しく、よろしくお願いいたします」などと挨拶をかわす。


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